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『TWENTIETH TRIANGLE TOUR vol.2 カノトイハナサガモノラ』公演当時の感想

 こんばんは。久しぶりの更新です。
 『TWENTIETH TRIANGLE TOUR vol.2 カノトイハナサガモノラ』のDVD/Blu-rayが3月18日に発売になりましたね!
 なかなかブログを更新する時間が取れずにいたので、この機に個人的な円盤発売記念企画として公演当時にノートに書き殴ったまま放置されていた「カノトイハナサガモノラ」の感想を残しておきたいと思います。

 幸いにもFCと一般で同日の昼夜公演が取れたので、2回分の感想を掲載します。
 あくまで公演当時の感想であるため、記憶違いや解釈違いの部分などもあると思いますがご了承ください。

 

「TWENTIETH TRIANGLE TOUR vol.2 カノトイハナサガモノラ」1回目

2019年8月17日(土) 13:30開演 @東京グローブ座 3階最後列センターブロック

 

・会場に入ると既に幕は開いている状態。ステージは薄暗く、上部のセット(?)から多数のコードが垂れ下がっていて、少し不気味な雰囲気。
・注意事項のアナウンスがおどろおどろしい。テーマパークのアトラクションっぽい。
・何故かUSJユニバーサル・モンスター・ライブ・ロックンロール・ショーを思い出した。オーナーやバンドメンバーが奇抜な格好をしているからかも。

・客電を落とす前にトニセンが登場。そのままぬるっと始まっていきなり歌いだす。
・ちょっとした仕草が揃っちゃう坂長。トニセンの末っ子よっちゃん。たまらん。

・「Stranger than paradise」でバックに付いているサカイノのダンスがエロイ。そしてナガノが謎のマジックショーを始めたことに戸惑う。
・サカモトの初恋の思い出。これはコントか?と思わせてからの内容がなかなかに重い。そこからの「コバルトブルー」とタップが絶品すぎて感情がしんどい。
・ファミクラに展示されているポスター*1に書いてあった「いじわる」と「おんな」はこのシーンに繋がっていた。おんなって名前だったのかあの子…。
・雪雲ひろし、推せる。最高だよあんた!
・おちびちゃん(CV:長野博)とイノハラの会話がエモすぎる。そしておちびちゃんの人形を動かしているのが「お兄ちゃん」と「なーのくん」*2だからエモさが半端ない。
・飛んだーーーーー!!!!よっちゃんが飛んだ!!!フライングの姿勢が綺麗。そして飛んでるのに歌が安定してる。
・「20th Centuryです」と自己紹介するたびに死んでまた生まれる。言葉自体が死と新生を繰り返している。それなら「20th Centuryボーン!」でも良いのではというイノハラの解釈が面白い。
・サカモト「言葉なんか超えてやろうぜ」 オーナー「外すんじゃないよ」 この人たちかっこいいー!!
「トライアングル」は「20th Centuryデス」のアゲアゲな感じとは打って変わってぎゅっと切なくなるような歌声。本当にトニセンは歌の表現の幅が広いと思う。
「トライアングル」のラストでサカモト・ナガノ・イノハラがそれぞれ客席を通って退場。そして白幕が下りて映し出されるED映像。これがヤバい代物だった。
・ソウル・ターミナルを飛び出した3人が新たに生まれ変わって、また出会って現在のV6・20th Centuryになった…という内容だと思うが、白い布の上に寝転ぶトニセン(坂本くんが長イノに腕枕をしていた!)のじゃれ合いがインパクトありすぎて、今までの内容が吹っ飛んだ。
・白幕が落ちたらアイドル衣装のトニセンが登場。そしてEDトーク
・いつもの調子のEDトークの終盤、いきなりかみ合わない会話と長い間。何が起きたのかわからなくて怖い。会場全体が一気に緊張したのを肌で感じた。
・EDトークは「戸惑いの惑星」の冒頭部で坂本・長野の2人が、いつの間にか三池・由利に代わっていたことに気づいた時と同じ怖さがあった。
・この雰囲気でED曲かよ!でも「カノトイハナサガモノラ」は確実にコンサートで盛り上がるやつ!Vコンでも是非披露してほしい!!ペンラ振りたいしサビの振付を一緒に踊りたい!!!
・最後に上部の窓からソウル・ターミナルの皆さんが登場してEND。

・終演後はアンケート記入とパネル撮影。ソウル・ターミナルの皆とカノトイ衣装のトニセンと新曲3曲の歌詞がパネル展示されている。
・「20th Centuryデス」の歌詞にカミセンの名前が入っていたことを知る。耳で聞いたときは“ケンゴウオカダ”を“剣豪岡田”と即座に脳内変換してしまって、何故ここに岡田が?とか思っていた。すまない。
・しかし、生バンド・生歌は最高に良いね!!そして全体的に振付がキャッチーでチャーミング。
・「20th Centuryデス」「トライアングル」「カノトイハナサガモノラ」の新曲3曲は音源が欲しいので、何らかの形で販売してほしい。
・何気ない会話と歌と踊りで、トニセンという宇宙を舞台上に炙り出したようなイメージ。結局見た後の感想は「トニセン尊い」に尽きる。

 

「TWENTIETH TRIANGLE TOUR vol.2 カノトイハナサガモノラ」2回目

 2019年8月17日(土) 18:00開演 @東京グローブ座 1階最前列上手側ブロック

 

・目の前の箱に長野くんが座ってる!質感・実在する人なのだという実感が凄い。横顔が美しい…。
・坂本くん腰の位置が高すぎる。足長すぎる。推定50m。
・イノッチのスタイルは全体のバランスが良いんだな。衣装替え後のクロップ丈ズボンから覗く足首と筋がたまらない。
・サカモトとおんなの思い出劇場が目の前で繰り広げられるも、結局雪雲ひろしがこちらの意識を持っていってしまう件。
・素敵な思い出だけじゃなく辛いことまで思い出してしまったために、サカモトの中に怒り・悲しみ・やりきれなさがどんどん増幅してタップに現れてしまった気がした。
・「コバルトブルー」終わりのナガイノによる安定のサカモトいじりにほっと一息つく。
・フライング用のハーネスを付け終わった合図としてイノッチの背中を優しくタッチする坂本くんに何かグッと来た。
・ギターの方がおちびちゃんとイノハラの会話をすごく優しい表情をして見てらっしゃった。
・ナガノがずっと言いたかった話「ラーメンの王道は醤油なのか」「コーンはラーメンの具たりうるのか」そして「ラーメンは食べられるときに充実しているのか」。この話はアイドルというものの比喩かもしれないと感じてちょっとドキッとした。
・「20th Centuryデス」でいい感じだったのにソウル・ターミナルからの脱出に失敗したのは、この曲にはナガノがいない(歌詞に記載がない)からではないかと思う。「トライアングル」は3人が揃って響かせる*3ことができたから脱出できたのだろうと思う。
・EDトークの内容が1回目と一言一句全く同じだと分かった瞬間に顔が引きつった。EDトークだと思っていた部分も「カノトイハナサガモノラ」もストーリーの一部。オーナーの「で、いつまでいんの」というセリフでEND。
・1回目を見た時には思わなかったけど、もしかしたらこの舞台自体がループ構造になっていて、「カノトイハナサガモノラ」の後も3人はまた冒頭の青いスーツ姿になって「Traveler」を歌い出すのではないかと思った。


 ストーリーらしいストーリーが無く、セリフも抽象的なものが多かったので、考察が苦手な私にはかみ砕きにくい舞台でしたが、チケットを持ってグローブ座に行ったらトニセンという宇宙に迷い込んでしまったという感覚が残っています。
 同じ舞台を見たはずなのに、1回目と2回目で見終わった感想がまるっきり変わったのが自分でも面白いと思いました。

 これから映像を繰り返し見ることで、観劇時には気付かなかったことを見つけたり、自分の中で過去と現在での解釈違いが出てきそうな気がひしひしとしますが、それも楽しみながらこれからDVD/Blu-rayを再生してソウル・ターミナルへダイブしたいと思います。

 

ありがとうございました。

*1:観劇前にファミクラへ見に行った

*2:当時小学生だったイノッチが坂本くんを「お兄ちゃん」、長野くんを「なーのくん」と呼んでいたというエピソードがご本人から明かされている

*3:トニセンが一緒に空中に三角を描いてトライアングルを鳴らすような振付があった